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『私の「会報投稿文」集』 [文献]

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これまでにも多くの著作を刊行されてきた、行徳氏の著作集。
本書のタイトルがいいですね。
有る意味、斬新です。
しかも、内容を直接的に示しているのでわかりやすい。
内容は、氏がこれまでに郵趣誌に投稿してきた記事の再録で、連載も1本と数えると41本の記事が収められています。

僕もある郵趣誌の編集を長期間担当していましたが、行徳氏には随分と助けていただきました。
「こんな資料があるから」と、走り書きと一緒に有り難い原稿を送ってくださるのです。

たぶん、僕が氏の著作に初めて接したのは、普及協会の『切手』に平成4年から連載された「エンタイア収集の視点」だと思います。
これには「郵便の種類で集める」という副題が付いていました。
毎号連載ではなく不定期連載だったのですが、掲載されていると嬉しかったものです。
内容は氏の収集スタイルを表現されたもので、現行切手を体系的に収集したことが無く、適正1枚貼にウンザリしていた自分にとっては、とても新鮮な内容でした。

今回の著作集には、そうした傾向のものは含まれていませんが、氏が得意とされる公文書資料調査をベースにした有益な解説が収められています。
「犬のマークは郵政省から始まった?」などは、氏ならではの視点と解説でしょう。

まだ入手されていない方は、お早めに入手のうえ一読をお進めいたします。

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