SSブログ

セント・ビンセント1シリング [外国切手]

画像は、セント・ビンセント1877年発行の1シリング。

15590.jpg

目打は11(〜12.5)×14(〜15)です。
見ての通り縦目打が潰れて見えますが、これはセント・ビンセントとかグレナダの切手でラフ目打と呼ばれているもので、これが当たり前の状態です。
このラフ目打はC目打と名付けられており、1872年6月にパーキンス・ベーコン社で初期から使われていた古い目打機(A目打機)をオーバーホールして作り変えられた際に、細かな目打針を植えられたものです。

この切手、例えばフランスとかイギリスの切手と比べると状態が悪そうに見えますが、セント・ビンセントの切手の基準では、フルマージンの良い状態に入ります。

押されている消印はフラフラで見れたものではありませんが、英仏郵便交換条約時代の「GB/40c」印です。
ただし、英仏郵便交換時代の使用例ではなく、1877年のUPU加盟後に普通の消印として、切手の抹消に流用されたものです。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。