琉球・米貨単位暫定4セント(2) [日本切手]
一昨日に続いて、琉球の米貨単位暫定4セント。
前の記事で、この切手には複数の実用版が作られたことを紹介しました。
具体的には、第1版から第4版です。
このうち第2版で刷られた切手が実際に売られた切手で、もしかすると、第1版の極一部も売られたかも知れないことを記しました。
下の切手は「みほん」加刷。
この「みほん」加刷は、第4版で刷られています。
「みほん」加刷の存在数は少なく、刷られたのは1枚のシートの一部だそうですから、数十枚ですね。
4セントの刷色は本来なら淡緑ですが、これは黒で刷られています。
黒で刷られても、こんなに薄い刷り上がりなのですから、淡緑で刷られたらどんな感じだったでしょう?
たぶん、薄すぎて図案がハッキリと見えなかったはずです。
刷り上がりの出来は、エッチングの深さに左右されると言われますから、第4版のばあいは深すぎたことにより、刷り上がりが不鮮明で実用にはならなかったものと思われます。
第4版が製品に使用されなかったのは、こうした不満足な出来だったからなのでしょう。
前の記事で、この切手には複数の実用版が作られたことを紹介しました。
具体的には、第1版から第4版です。
このうち第2版で刷られた切手が実際に売られた切手で、もしかすると、第1版の極一部も売られたかも知れないことを記しました。
下の切手は「みほん」加刷。
この「みほん」加刷は、第4版で刷られています。
「みほん」加刷の存在数は少なく、刷られたのは1枚のシートの一部だそうですから、数十枚ですね。
4セントの刷色は本来なら淡緑ですが、これは黒で刷られています。
黒で刷られても、こんなに薄い刷り上がりなのですから、淡緑で刷られたらどんな感じだったでしょう?
たぶん、薄すぎて図案がハッキリと見えなかったはずです。
刷り上がりの出来は、エッチングの深さに左右されると言われますから、第4版のばあいは深すぎたことにより、刷り上がりが不鮮明で実用にはならなかったものと思われます。
第4版が製品に使用されなかったのは、こうした不満足な出来だったからなのでしょう。
2017-05-31 15:02
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