加貼切手をよく見ると [日本切手]
好きで集めている楠公葉書。
画像の使用例は特に珍しいものではなく、よくある加貼使用例です。
ただ、第3次昭和30銭と第1次新昭和15銭の新旧組み合わせが、なんとなく気に入っています。
そんな何気ない理由で、10年ほど前に地元の即売で入手したのですが、よく見るとオマケがありました。
下の画像は、加貼されている30銭の拡大で、赤丸の部分がミソ。
上の赤丸は「郵」字の欠損で、下の赤丸は鳥居の屋根の欠損です。
そして、印面の右側には耳紙があるので、シートの右端列であることがわかります。
この特徴を持つ切手がα版の80番切手であることが、新井紀元氏の研究で古くから知られており、昭和49年に刊行された昭和切手随一の名著『昭和切手研究』にリストされています。
この使用例、楠公葉書から昭和切手のアルバムに異動となりました。
2016-04-29 18:00
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