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東京の地図 [文献]

明治時代の使用例を収集していると、必ず東京に関係したものが入って来ます。
東京発であったり、東京着であったり。また、東京府内発着便であったりすることも多くあります。

我々が持つ東京のイメージと言えば、例えば山手線にしろ中央線にしろ、その沿線は途切れのない街並みだと思います。

例えば、数年前までソニーの中枢が集まっていた大崎駅周辺と言えば、30年前はちょっとゴミゴミした雑居ビルがあったり、路地に入れば住宅地が広がっていました。そして今は再開発が進んでいます。
そんな所でも、明治時代は大崎村で完全な郊外の農村地帯でしたし、1日中買い物客でごった返す中野駅周辺だって中野村でした。

こんな調子ですから、明治時代の使用例を知るには、改めて当時の状況を知る必要が有ります。
特に郵便線路や逓送経路を考える場合には、当時のイメージが必須となります。
こんな時に一番身近な存在なのが当時発行されていた地図ですね。
明治時代の地図も、古書店や地図専門店に行くと色々な種類が売られていますが、各時代のものを揃えるのもなかなか大変です。

下の画像の本は、取り敢えず何か参考書として1冊持っていたいという人には、便利なものとして紹介できます。

15120.jpg

明治4、8、11、20年の区分図と、その他に28、40年の全図が収録されています。
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