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全日展の入手品(2) [文献]

全日展の会場で「信州の丸一印の本持ってる?」と聞かれました。
もちろん持ってない旨をお返事したところ、翌日に持って来てくれて頂いたのが画像のもの。

15226.jpg

地方出版までは把握し切れないのですが、見た時に入手することにはしています。
ところが、この本については全く知りませんでした。

信州と言えば、伝統的に郵趣活動に熱心で、特に消印関係では著名な郵趣家を輩出している土地柄です。
本文137ページのうち35ページが解説で、あとは局ごとに分類したデータ集になっていますが、8割を確認して、残り2割が未確認となっているそうです。
これが、現在だと未確認のうち新たにどれだけ確認されたのかが、興味のあるところですね。
本書には、未確認局も印影未掲載扱いで、きちんとスペースが用意されているところが親切な編集です。

記録されている項目も、群名、局名(ふりがな付)、現在の局名、印影、印色ごとの最古・最新データがあり、これらが縦4段組に整理されており、極めて使いやすい編集になっています。

15227.jpg

1972年発行で、発行部数は200部とのこと。
コメント(2) 

コメント 2

信州人

おっ、埴科は屋代局のページですね。確かに信濃には郷土印関係の良書が多く、本書も貴重な先達の遺産です。このように基礎データが整備されている国は少ないので、発刊50年ごろにはデータの「新・信濃国丸一印」として再構築ができればと考えています。その際は第三の故郷として、ご協力をお願いします(笑)。
by 信州人 (2015-07-24 07:54) 

stamp

そうです。
屋代局ですよ〜。
データ修正版の新版発行、いい話しですね。
ぜひ、実現したいものです。
by stamp (2015-07-25 21:54) 

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