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在上海フランス局 [外国切手]

画像のブツは、信州人さんからのいただきもの。
なんでも、某オークションでロット番号間違えて入札してしまい、落ちて来たそうな。
しかも競っているので、本当に欲しかった人の所には行かずに、間違えて信州人さんの所へ。
そして、僕がお土産としていただいてしまったので、一番得をしました。
某オークションで、競り負けした方にはごめんなさいね。
これも運命というヤツでしょう。

15132.jpg

この葉書、痛んではいるものの在上海フランス局から、パリへ宛てたもので、シベリア経由を指定しています。
1903年12月9日の上海局の消印が、クッキリと2個押してあります。

貼付切手は、1902年発行の在中国局の専用切手。
こうした切手は『イベール』や『セレス』では、一般的な本国編には載っていなくて、調べるには属領編を見なければなりません。
切手を見ると、下枠内に" CHINE " と入っています。

15134.jpg

僕は今まで、在上海局の使用例をまともに観察したことがなかったので、本例を見て初めて知ったのですが、消印を見ると便号が空欄なんですね。
本国だと日表示の左に取り集め便の便号が入るのですが、入っていません。
上海だと複数便がありそうですけど、どうなのでしょうかね。
ちょっと気になるので、調べる価値はありそうです。
コメント(6) 

コメント 6

しげやま

在中国局のなかでフランス局は残存数は多い方なのですが、いずれも消印は鮮明な物が多く好感が持てるカバーが多いのが特徴です。本例もその例に漏れず消印が鮮明ですね。便号が日あっていないのが普通じゃなかったかな?田舎に資料を置いて来たので記憶が定かではありませんんが・・・・
最後まで競った人はちょっと可哀想だったかも。
by しげやま (2015-06-04 09:27) 

しげやま

すみません。
「便号が日あっていない」→「便号が入っていない」が正解です。
by しげやま (2015-06-04 09:29) 

stamp

しげやま さん
いつもありがとうございます。
フランス本国は、綺麗な消印のカバーを探すのにちょっと苦労するのですが、在中国局は鮮明なのが多いようですね。
それにしても、なぜ便号空欄なんですかね。
上海だと取り集めが1回だけとは考え難いのですが。
by stamp (2015-06-04 21:32) 

cpsj

こんにちは
手持ちのものを何点か調べたら、19世紀のものは便号というより時間らしきものが入っており、20世紀のものには入っておりませんでした。中国郵便史研究の旧号には在中国仏局特集があったような記憶があるので、それをみれば少しわかるかもしれません。
by cpsj (2015-06-07 11:16) 

cpsj

良く見直してみたら、時間ではなくやはり便号(1Eのみ)のようです。また、手持ちのデータで便号入りが確認できたのは1887年と1891年のみで、1870年代と1895年では日のみとなっています。ところが、たまたま見た中国消印の文献に掲載されたカバーの写真の中に1897年の便号入りのデータがありました。
by cpsj (2015-06-07 14:47) 

stamp

cpsj さま
いつも、ありがとうございます。
便号が入ったり、無くなったり。
その便号も1Eのみだとすると、1便のみだったのかも知れませんね。
どちらにせよ、便号表示のバラエティが面白そうです。
by stamp (2015-06-07 19:35) 

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