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ボタ印 [日本郵便史]

ボタ印には、不思議な魅力がありますね。
その昔、「永遠の花形ボタ印」なんて雑誌の特集記事がありましたが、「妙にフィットするタイトルだなぁ」と今も昔も感心しています。
このタイトルって、誰が考えたのでしょうかね。

ボタ印と言えば、取りあえずは単片満月と相場が決まっています。
下の画像は、消印が横転してしまっていますがご勘弁を。

15089.jpg

見てのとおり赤間関での使用例ですが、情報量としてはそれだけですね。
本来ボタ印は二連印なので、きちんと使用年月日がわかっていたのですが、水剥しをしてしまったので大部分の情報が、故意に欠落してしまいました。

下の画像は、同じ赤間関の満月印ですが、幸いにもカット状態のものです。

15090.jpg

日付印を入れたカット状態なので、20年1月26日ホ便の使用であることがわかります。
上の単片満月と比べると、情報量としては雲泥の差があります。

単片満月が作られた時代は、遠い昔のことで、当然ながら郵便史的な事柄に対する認識が存在しなかったか、希薄だった時代のことですが、単片満月を見る度に「捨てられた情報には、何があったのか」と、残念な気持ちになります。

最近でも、単片満月が欲しいあまり、せっかくのカバーを水剥ししてしまう方がいますが、いくら普通の使用例だからと言っても、これは止めてもらいたいものですね。
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