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パリ市内局 [外国郵便史]

23日の日誌に満月印のことを書きましたが、フランスではパリ市内局をテーマにした満月印収集があります。

下の画像は、僕のタイプ・サージュのコレクションからの1枚。

15082.jpg

PARIS GARE DU NORD 局のもので、1890年11月27日の使用例です。
画像の消印では切れてしまっていますが、" PARIS " 表示の後には「26」という支局番号が入っているはずです。

フランスではパリ市内局収集がそれなりに人気があり、熱心な収集家が多くいらっしゃいます。
日本で言えば、東京市内局収集みたいな感じですね。
中には、特に消印タイプのバラエティや支局数の多さなどから、タイプ・サージュに限定して収集されている方も多くいらっしゃるようです。
小判切手で、東京市内局を集めるのと同じ面白さなのではないでしょうか。

そうした収集家の指針として、下の画像のような文献が発行されています。

15083.jpg

タイプ・サージュに限定した、パリ市内局の消印リストと、その評価がまとめられたもの。
1973年に1000部が発行されたのですが、稀にオークションに出品されると競争が激しく、意外な高値で落札されています。
そうしたことからも、パリ市内局収集の人気の程が伺えます。

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