タイプ・サージュの格子縞 [外国切手]
画像は、フランスのタイプ・サージュの15サンチーム切手。
有名な図案なので、日本切手しか集めていない方でもご存知だと思います。
上の画像は表面なので、わかりにくいかも知れませんが、普通のタイプ・サージュとはちょっと違うところがあります。
この15サンチームの青色切手は1878年から発行が始まるのですが、具合が悪いことに郵便使用を目的とした偽造切手が出てしまったのです。
よく言うところの「シャロンの偽造切手」です。
そのため、郵政は15サンチーム切手にある加工をして製造を行いました。
その切手が上のもので、1892年からの発行です。
さてさて、どのような加工をしたのかと言うと、下の画像を見ればハッキリとわかりますね。
この画像は、上の切手の裏面です。
どうです?
おわかりになったでしょう。もう一度表面の画像を見ると格子縞が僅かに見えると思います。
特に「POSTE」の下方がハッキリしていると思います。
これは、格子紙と呼ばれるもので、透かしのように見えますがワニスを塗って作ったものです。
2015-01-24 21:55
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