SSブログ

ドイツとオーストリアの混貼カバー [外国郵便史]

14260.jpg

画像のカバーは、見ての通りドイツ切手とオーストリア切手の混貼使用例です。
ドイツ切手は2枚のヒンデンブルグ.シリーズで、それにオーストリアの民俗衣装シリーズが1枚貼ってあります。

消印は、ウィーンの1938年4月5日でハイルブロン宛てのもの。

オーストリアは1938年3月13日にドイツに併合され、それに伴いドイツ切手が4月4日から通用します。それまでのオーストリア切手は同年10月31日までは使用が認められました。
つまり、4月4日から10月31日までの約半年間は、ドイツ切手とオーストリア切手の混貼使用例ができるわけです。

本使用例は、その2日目の使用例。
たぶん郵趣家便だと思いますが、こうした使われ方があった実例として有り難くアルバムに貼ってあります。
オーストリア切手の額面8gは、5fgに換算されているようです。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

オリエント急行明日からお江戸 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。