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『切手が語る医学のあゆみ』 [文献]

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古川明氏による本書は、昭和61年の刊行。
内容は、よくあるトピカル切手を題材にした当該分野の解説書ですが、内容は類書の中で飛び抜けて圧巻です。
B5判565ページに横2段組で、細かい字でビッシリのボリューム。この情報量は、とにかく凄くてまさに労作と言える内容です。

書かれていることは、かなり専門的な医学史なので、専門家か、よほど興味がある人でないと通読するのは難しいかも知れません。
でも、文章自体は平易なので、読むのに必要なのは忍耐力でしょうか。

古代から近代までの通史に沿って、人物中心に書かれているのですが、挿図として多量の医学切手が使われています。
こうして見ると、改めて医学切手の多さに驚きます。気にも止めなかったですが、確かに医学系は題材に事欠きませんね。日本だって、それなりの数が有りますから。

パラパラ見ているだけでも「えっ。これも医学切手なの」という切手に出会えます。
コメント(1) 

コメント 1

渡辺達夫

小生、一時切手関係の文献を熱心に、集めていた時期がありました。主観ですが
どうも!トピカルと言う収集分野が、
食べず嫌いで違和感があります。
発行してまだ三十年ですか、もっと古いと思っていました。それと、定価が
高かったせいか?未収です。stamp 様は
毎回、素敵な文献を紹介して頂き、感謝いたしております。
by 渡辺達夫 (2014-09-23 09:41) 

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