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『東京大学切手研究会30周年記念誌』の表紙カバー [雑記]

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画像のカバーは普通の収集家にとっては、余り興味が湧かないものと思います。
では、なぜ『東京大学切手研究会30周年記念誌』の表紙に載っているのかというと、東大動物学科の創設者であるモース教授宛のものだから。

単に動物学科の教授というだけでは、僕には全く関係が無いし興味も無いのですが、モースのもう1つの側面に日本に近代考古学を導入した人というのがあります。
京浜東北線の大森駅近くの線路際に、モースが発掘調査した大森貝塚の記念碑が建っていて、電車からも見えます。
考古学で飯を食っている僕としては、こうなると俄然興味深いカバーになるのです。
自筆カバーなら尚更ですが、モース宛でもやっぱり興味深いですね。

横浜の欧文印は明治10年6月18日(東京の配達印も同日)なのですが、この日付はモースの来日と同じ日。
つまり、モースとモース宛の手紙が同じ船で運ばれて来たという、ちょっと面白いものです。

コメント(1) 

コメント 1

渡辺達夫

明治初期のお雇い外国人のおひとりですね!確か生物学を大森貝塚の発見は
有名です。モース氏発信のカバーが出現すると良いです。所有している、欧米の収集家がいませんか?
何時も文献のブログありがとうございます♪
by 渡辺達夫 (2014-03-15 14:32) 

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