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多度津ボタ印 [日本郵便史]

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カバーからの拡大画像です。
多度津のボタ印は、ボタ印全体から見ると価格的には、中堅の上といった位置づけでしょうか。
メチャメチャ高いわけでもないのですが、特別にボタ印に思い入れが無い収集家には、ちょっと買う気になるような価格でもありません。

『駅逓局統計書』という駅逓局が明治19年に刊行した、各種データを採録した本があります。
もちろん、編纂当時でさえ失われてしまった記録があるので、完璧な統計書では無いのですが、それでも見ていると面白いことに気がつきます。

その中に、「駅逓区別内国郵便物月別」という項目があり明治17年の実績が載っています。
多度津という見出しがあるので見てみると、月別統計の後に年間総数が808,667通とあり、その後ろの月平均数は、67,389通となっています。
もちろんこれは多度津局管内の数字なので、多度津局そのものではないのですが、傾向はわかると思います。

似たような数字だと甲府が64,228通、松本77,301、盛岡57,955、鹿児島64,775、函館65,275になります。
このように見ていくと、多度津と似たような取扱規模で、なおかつ多度津よりも短期間のボタ印使用局の方がカタログ値が低かったりします。
面白いけど、単なる数字遊びの話しです。
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