SSブログ

桜和紙半銭のカバー [日本切手]

桜和紙半銭のカバーと言うと、一般的なのが小判5厘はがきへの加貼使用例。
この使用例を余りに一般的すぎて嫌う人も居ますが、僕は逆に最も一般的な使われ方として収集するべきだと思います。
とは言いながらも、今日ご紹介するのはそれと比べると極端に少ない使用例で、半銭4枚貼りです。

13400.jpg

一見すると、縦4枚ストリップに見えますが、実はペアが2組。
プレート1のポジション1・9と、2・10です。
和紙半銭は、プレーティング入門として最適な切手だと思います。
プレート1〜4がありますが、Nのタイプにより2グループに分かれますから、単片でも80の位置を確認すればよいだけですし、半銭切手は各切手の特徴を掴み易いので、シート写真さえあれば、プレーティングに悩むことはありません。

上の画像のポジション1の切手の印面下には、下の画像に見えるような小さな点が幾つもあります。

13401.jpg

そして、ポジション10の切手は、もっと解り易くて右側額面の「銭」字の下に大きな点が付いています。

13402.jpg

ところで、このカバーのデータですが、見てのとおり半銭を多量に押し付けられた大阪局の使用例で、この切手では嫌われものの大阪ボタで抹消されています。
日付は明治15年12月16日ニ便。

大阪ボタでも、4枚貼りならちょっとは自慢できる(?)。
と言うよりも、使用例に苦労する和紙半銭のリーフには、ちょっとしたアクセントになっています。
コメント(3) 

コメント 3

ヤマカズ

4枚貼りは見かけないなとカタログ値を見たらびっくり。
桁がひとつ違っていました。
大阪ボタでも十分自慢できると思います。
安く掘出しできないか?できないよね>

by ヤマカズ (2013-07-29 12:03) 

stamp

ヤマカズ さま
ありがとうございます。
贅沢ですが、田型が4枚ストリップだったら良いのに・・・。
と思ってしまいます。
外国切手メインの自分にとっては、不相応なマテリアルだと思ってます。
大阪ボタが嫌われて、最低値の落札。と言うよりも、誰も手を挙げないので、その場で衝動買いでした。
by stamp (2013-07-29 20:51) 

渡辺達夫

半銭の四枚貼り、豪華なカバーですね★
有名なキ半銭のある切手ですね!
この頃はもう直っていましたか?
まだ、時差ボケです。市田氏の本も、
手彫り切手カタログももう渡航のために処分しました。今でも!銀座のT氏のところには、帰国後顔を出しております。
もう、ご子息様が15年以上あとを次いでおります。切手業界の様変わりに唖然としております。苦笑
by 渡辺達夫 (2013-11-15 12:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。