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ルーマニア・1872年新図案シリーズ [外国切手]

ルーマニアでは、切手の需要が高まったので、それまでの図案を改正し1872年から新通常切手を発行しました。それが下の切手。

13370.jpg13371.jpg

パッと見て、どこかの切手に似ていると思いませんか?
あるいは、外国切手に詳しくない人は間違えるかも知れませんね。
そうです。フランスの通常切手、特にナポレオンに似ていると思いませんか。

種を明かせば、似ていて当然。
何しろ、パリのフランス造幣局で作った切手ですから。
この切手は凸版印刷なのですが、その当時ルーマニア国内では設備が無かったので、フランスへ発注したとのことです。
上の画像でパリ印刷は、左の切手なのでお間違え無く。

では、右の切手は何なのかと言うと、1876年のブカレスト印刷です。
額面は同じ10B。
他の額面もそうなのですが、色を合わせようとしても、ちょっと違いますね。
そして印刷は、並べて見比べるとよくわかります。
ブカレスト印刷は、やはり見劣りがします。

日本には、ルーマニア切手の熱心な収集家が過去にも、現在にも何人もいらっしゃいますが、収集対象としては面白いと思います。
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