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逓送速度 [日本郵便史]

昨日、丸一形印の束(けっしてリーフに整理されていません。束で収納です。)を見ていて、気が付いたのがこの葉書。

13243.jpg

別にハンコが珍しいわけではないのですが、逓送の早さに驚いたのです。
データは以下の通り。

抹消印:「信濃 軽井沢/廿九年六月十五日 イ便」
配達印:「武蔵 東京/廿九年六月十五日 ヲ便」

つまり、軽井沢を朝一番で送りだされて、最終便に間に合ってその日のうちに配達となっています。
明治時代は便数も多かったので、こうした対応が可能だったのですね。
今では、確実に翌日配達です。

それにしても、いつも思うのですが、本当に夜遅くまで通常配達していたのでしょうか?
今の感覚では、とても信じ難いことだと思いませんか。

この葉書で気になったのが、「内国通運会社軽井沢代理店」の朱色の角印。
手紙の内容と、どうも一致しないハンコなのです。
何か逓送に関係するものではないか?なんて考えたりもするのですが・・・。
どうでしょう。

明日は、お酒を飲みにいってしまうので、更新はありません。
次回は、土曜日です。
コメント(1) 

コメント 1

tabito

即日配達ということになりますね。確かに今よりも早いと思います。
鉄道便にて運ばれたのではないでしょうか。それから、到着局が他局だったら、翌日の到着となったことでしょう。
by tabito (2013-05-10 08:45) 

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