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第2次新昭和35銭 [日本切手]

第2次新昭和35銭の図案は極めてつまらなくて、単に「35」と書かれただけ。
はがき料金の値上げに伴って、その加貼用として発行されたものなので、そんな図案も仕方がないかも知れません。実用的な切手と言うことでね。

13143.jpg

上の画像は、その35銭切手のまさに正しい使い方で、市場にはたくさんあります。

はがきが15銭から一気に50銭に値上げされたのが、昭和22年4月1日。そして35銭切手の発行は4月15日ですから、意外と対応が早い。
まぁ、15銭はがきが多量に在庫しているのですから、当たり前と言えます。

ところが、昭和22年代の使用例を見ると、この新発行の35銭よりも、第3次昭和の5銭と30銭の組合せとか、第3次昭和20銭と第1次新昭和15銭の組合せの方が多いような気がします。
どうも、35銭を貼った使用例となると昭和23年代の方が主流では無いかと・・・。

画像の使用例は、「織田/22, 5, 9/福井県」。
この時期の使用例は少ないと思いますが、どうでしょうか?
ちょっと、そんなことを思ってみました。
コメント(3) 

コメント 3

tabito

 稻束50銭はがきの発行は昭和22年5月15日ですから、その前日までは15銭はがきに35銭分の切手を貼ったはがきが、正規のはがきということになります。そして、このはがきはそれに当たります。
 しかもおっしゃるようにその35銭分のはがきは、各種に切っての貼り合わせが圧倒的に多いですから、これは35銭切手の初期使用例としても貴重だと思います。失礼ですが、もしかすると郵趣家便ではないでしょうか? そんな気がするのですが。
by tabito (2013-04-14 01:20) 

stamp

tabito さま
そう言われれば、そうですね。
50銭はがきの発行日までは、考えませんでした。
宛先の高島さんというのは、町長も経験しているお宅なのですが、文面を見ると、何かの礼状であり郵趣家便ではありません。
高島家文書は、二十数年前に京都の古書市場でまとまって放出されており、菊切手の時代から昭和30年頃までの使用例が見られます。
by stamp (2013-04-14 13:22) 

tabito

郵趣家便ではないと貴重だと思います。35銭切手の初期使用例でもあるのですから。
by tabito (2013-04-14 19:32) 

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