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「田沢切手論」 [文献]

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『カナイ・スタンプレーダー』No. 119(1969年)〜No. 134(1970年)まで16回にわたり、肥後増雄氏による「田沢切手論」という論考が連載されています。
内容は、田沢切手全般にわたって独自の研究成果を中心に詳細に記したもので、僕のような日本切手の素人にはなかなか難解な部分もあったりします。

この論考には紙質についても詳しく検討が加えられており、本論考の発表からだいぶ経ってから論じられるようになった、天野氏による田沢切手の紙質分類の嚆矢となった論考であることは間違いないと思われます。

ということで、以前に何人かの田沢切手専門の方に「なぜ、田沢切手では肥後論考を無視するのか?」と伺ったのですが、皆さんハッキリとは答えてくれませんでした。
どうもその辺の経緯がしっくりとこないのです。

先人の業績は大切にしないといけませんね。
論考を書くときには、ここからここまでは誰の業績で、ここから先は自分のオリジナルであることを明確にしてもらいたいものです。

田沢切手の紙質分類のオリジナルは、本論考に認められると僕は評価するのですが、皆さんはいかが?
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