『明治初年の郵便消印』 [文献]
ちょっと調べ物があったので、久しぶりに引っ張りだしてきました。
戦前の消印研究の大家、江口彪一郎氏。
そして、その代表的な著作が『明治初年の郵便消印』です。
布告類に始まり、停車場印、箱場印も含めて明治初期の消印印影を収録した良書であると同時に、刊行が昭和17年7月というところに大いに驚きを感じます。
昭和17年の夏というと、太平洋戦争の転換期にあたるのですが、こうした趣味本の刊行についてはまだ余裕があったのですね。
これが1年後だったらアウトだったと思います。
江口氏はロンドン駐在期間があったので、その間にレビーやその他の著名な日本切手収集家を訪ね、本書のベースとなる数多くの印影をトレースしたということです。
今となっては、貴重な印影が多数収録されています。
昭和34年に復刻版が出版されている割には、あまり見かけない本となってしまいました。
2013-03-13 20:41
コメント(1)
東京高裁が発送する郵便物は、東京高裁内郵便局の消印の筈が、銀座郵便局印が多々あり共に蛍光バーコードが表示される
裁判所・検察庁が使う銀座郵便局の機械印は偽造の疑いが濃厚である、これらが正規な機械印
http://www.suihanmuzai.com/130413.jpg.html
by 遂犯無罪 (2013-04-15 09:43)