"Die Postmarken Von Oesterreich"

「あっ、こんなの持っていたんだ」
と、積み重なった平積みの山の、更に奥の山の下の方から出て来たのがこの本。

こんな有名な本でさえ、忘れ去っているとは・・・。
ちょっと考えものです。でも、悲しいかな整理する場所がもうありません。

Muller著の本書は、オーストリアの基本文献では絶対に外せないものですね。
A４判427ページですから、そんなに大冊ではないのですが、初期から1918年までを扱っています。ですから、内容も重箱の隅を突っついたような専門書というわけではなく、日本で例えるならば『日本切手とその集め方』をもう少し詳しくした感じと言えば、わかりやすいかも知れません。

僕が本書を購入したのは、知人からフランツ・ヨセフ・シリーズを数千枚含んだアルバム４冊分のロットを入手したのがきっかけです。
それらを整理するのに、参考にしようかと。今から15年ほど前でしょうか。

基本文献や専門カタログなども取揃えたのは良いのですが、なかなか根気が続かなくてねぇ・・・。
お恥ずかしいかぎりです。

コメント 5

わぁ～。　ドイツ語だ！　今では、私は、「イッヒ　リーベ　ディヒ」しか、記憶に残ってませんが・・・。　貴方は、素晴らしい！
by yobnag (2013-02-07 21:33) 

yobnag　さま
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
本ブログの親サイトで現在閉鎖中の「郵趣手帖」では紹介してあったのですが、世の中には便利な物があって『独英郵趣辞典』というドイツ語の郵趣用語を英訳した辞書があるのです。
これは役に立ちますよ。
by stamp (2013-02-08 17:23) 

　オーストリアの切手を集めている者です。日誌に記載されている「ＰＯＳＴＭＡＲＫＥＮ　ＯＥＳＴＥＲＲＥＩＣＨ」や「独英郵趣辞典」について、ぜひ私も買い求めたいのですが、入手方法をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか。また、オーストリアの郵便史がわかる文献もご存知でしたら教えて頂けないでしょうか。
　突然に勝手なお願いで申し訳ございませんが、よろしかったらご返事いただきたく。
by mike.k (2013-03-02 12:07) 

mike.k　さま
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
お尋ねの書籍ですが、新本では現在入手できませんので、古書市場から入手することになります。
"Die Postmarken Von Oesterreich"は、原本の他にリプリントも1980年代に発行されているので、入手が難しい本ではありません。

郵便史本ですが、恐らく初期から20世紀後半までを扱った通史的なものは出版されていないのではないかと思います。文献専門書や文献目録にも出てきませんでした。
あちらは、古くからの研究史が蓄積されているので、ある一定の地域や年代に区切られた専門的な郵便史本は色々とあるようです。

by stamp (2013-03-02 19:53) 

ご回答ありがとうございました。色々と探してみます。
by mike.k (2013-03-03 14:39)