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"The New Philatelic Exhibitors Handbook" [文献]

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本書は、良書であるのに日本ではほとんど読まれなかったと思います。
僕が本書を手にしたのは、97年のサンフランシスコ国際展のブース。見本を見てすぐに気に入り、収友へのお土産分を入れて1梱包の10冊を購入。
その頃、若手(当時30才過ぎ)で競争展の常連や、競争展を目指していた収友に配りました。

本書を一言で紹介すると「切手展出品を楽しむ本」に尽きると思います。
切手展のシステムに始まり、作品プランの考え方、リーフアレンジ、各出品区分ごとの実際、リーフの作り方などなど、「切手展に出品しよう!」と思ったときから、「作品の完成」までが丸ごと1冊の中で論じられています。

アルバム作りのテクニック本は何冊もありますが、本書はその類いのものではありません。
単にテクニックのみではなくて、哲学的な部分も含めて、切手展出品作品をどう考え、組み立てて行ったらよいのか。という視点で書かれています。

本書は、パソコンのDTPソフトを用いたリーフ作りを推奨(当時は、まだ少なかった)しており、そうした効果も積極的に紹介されています。

日本にもこうした文献があると、競争展作品自体のレベルアップに繋がると思うのですが、ここまで書ける人材はいないでしょうね。
というわけで、訳本でもあると今でも役立つと思うのですが・・・。
コメント(1) 

コメント 1

tabito

日本語で読むことの出来るこのような本があったらよいですね。
by tabito (2013-02-03 19:59) 

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