『JPSフロアー・オークション』 [文献]
画像は、JPSがフロアー・オークションを始めた頃のカタログで、第2回目のもの。残念ながら1回目は持っていません。
今は購読していませんが、以前はJPSオークションは比較的利用していました。
『フィラテリスト』や『日本フィラテリー』の時代のメール・オークションも含めてです。稀に開催されたフロアでは、亡くなられた伊藤典昭さんがハンマーを叩いていたのをよく覚えています。
捻ったものではなくて、ごく普通のものを入手していたと思います。
それでも、手彫などは見落としの印面エラーなどがあったりして、『手彫切手専門カタログ』数分の1程度で入手したものも何回かありました。
そもそもフロアの参加者が少なかったですから、そんなことも可能だったのだと思います。
カタログの写真版だけでは、そこまでわかりませんからね。
そのカタログですが、当時としてはたぶん日本で一番豪華なカタログだったのではないかと思います。
当時、オークションと言えばカメリアがその代表みたいな存在でしたが、フロアと言えどもまだまだ写真版が少なかった時代です。写真版が多かったのはネームセールなどの特別セールだけで、通常のフロアでは、リストの巻末に数ページの白黒写真がある程度。
それがJPSでは、13ページも写真版があって、その内4ページがカラーです。
出品物の大部分が写真版入りに馴れてしまっている人には、ウソみたいな話しだと思います。
日本における豪華オークションカタログの元祖は、現在では超低迷中のJPSオークションだと言えるかも知れません。
2012-11-25 18:00
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