昭和切手と昭和白紙 [日本郵便史]
画像は、第1次昭和切手4銭と昭和白紙30銭を貼った速達便。
4銭は封書料金で、30銭は市外8キロまでの速達料金ですね。消印のデータはと言うと「福井・鯖江/13. 3. 9/后4-8」。
昭和13年の使用例なので、まだ厳島神社30銭の発行前なので田沢型30銭でぴったりです。
意外と、こうした異なったシリーズの切手が貼ってあると嫌がる人が居るのですが、僕は好きですね。
切手発行の歴史的な背景がわかって、面白いと思うのです。
2012-09-14 18:00
コメント(4)
こんにちは、お世話になっております。
昭和12年8月16日に速達料金が全国拡大したのにともない
30銭の料金が設定されたけれど、
すでに計画されていたいわゆる軍国主義的図案の切手の発行は
遅れていた(30銭切手は昭和14年4月3日発行)。
上記の状況がうかがえる、好いカバーですね。
私も、シリーズの統一は、あまりこだわりすぎても意味はないと思うほうです。たぶん郵便史的な関心が強いからだと思うのですが。
stamp様の記事にちなんで、私も同じ貼り合わせの封筒をアップしました。不覚にも速達便は持っていなかったんで(対比として良い厳島のは、とても見せられないほどの状態のしか・・・)、航空便で。
なにかまずかったら、おっしゃって頂ければ幸いです。
by たけだ (2012-09-15 12:22)
この時期を輪切りにすると、こうなるのですね。どちらも現行でしたから。産業図案から動植物への移行時期の場合も同じ?
by tabito (2012-09-15 14:34)
たけだ さま
いつも、ありがとうございます。
航空便のカバーいいですね。
時期的にも、決しておかしくない組合せでも、異種シリーズが貼ってあると、意外と競争にならないで入手できることが多い気がします。
ただ、見てくれだけではなくて、きちんと背景が説明ができるカバーであることが大切ですね。
by stamp (2012-09-15 16:31)
tabito さま
いつも、ありがとうございます。
たしかに、おっしゃるとおりだと思います。
特に産業図案前後は、一見したところゴチャゴチャして無秩序に見えるカバーが多いのですが、一つ一つをチェックして行くと、それで良いものがあると思います。
あと、田沢・富士鹿・風景あたりもそうかも知りません。
あれは、JPS系のカタログの編集のためだと思いますが、それぞれが独立したシリーズとして発行されていたと理解している人が多いのに、けっこう驚かされます。
組合カタログの方が、歴史的に並んでいますね。
by stamp (2012-09-15 16:37)