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『手彫切手入門』 [文献]

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手彫に興味を持ったら最初に入門書として読むには、今は日専を読み解くシリーズの中に『手彫切手』が入っているので、これから読み始めればよいけど、それ以前には易しい手彫切手の単行本と言えば、本書しかありませんでした。

本書は、郵趣新書シリーズの1つとして昭和44年に発行されています。
僕が子供の頃と言えば、昭和40年代後半から50年代初頭なのだけど、まだその時分には行きつけの切手屋に、郵趣新書がデッドストックかなにか知らないけどズラリと残っていて、値段も安かったので(薄いから当たり前ですが・・・)揃えることができました。

著者は、その頃は若手の第一人者だった谷喬氏。
この人選が良かったのでしょう。本書はコンパクトな78ページの中に、うまいこと手彫切手の楽しさ、初歩的な集め方、その発展の方法などが収まっており、僕は名著だと思っています。

僕が大人になってから始めた、駄桜を安価に楽しむという手彫切手収集の原点が、本書であることは間違いありません。
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