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「中仙道郵便馬車会社の研究」 [文献]

日本にも郵便馬車があった、というのを初めて知ったのは、中学の頃に読んだ『フィラテリスト』だと思う。
郵便馬車と言えば、凡そ西部劇の世界みたいな感じでいたので、驚きというか新鮮な感じがしたことを覚えている。
そこで覚えたのが、「高崎郵便馬車会社」「中牛馬会社」。このうち「高崎郵便馬車会社」は誰が読んでも「たかさきゆうびんばしゃがいしゃ」だけど、「中牛馬」と書いて「ちゅうもうま」とはねぇ・・・。「恐れ入りました」みたいなもので、おかげ様で一発で覚えました。

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その後に入手した『切手研究会創立10周年記念論文集』に裏田稔氏による「中仙道郵便馬車会社の研究」(上の画像)が掲載されているのを発見。
本書には、中牛馬の発生から終末までが一次資料の紹介と共にまとめられており、基礎文献として役に立ちます。
切手や消印の話しではなく、逓送会社についての地道な研究なのですが、こうした労作があると地方に特有の郵便史が理解できて、なかなか勉強になります。
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