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手彫切手収集のスタイル [雑記]

子供の頃に抱いていた手彫切手収集は、「一部のお金持ちが集める特別の分野」ということ。このような感想を持っていた人ってけっこう居たと思います。
なにしろ、全日展やジャペックスに出品される手彫切手と言えば、シートが何枚もあって、未使用や使用済満月がズラズラと並んでいましたからね。
こちらは1枚数百円までの使用済や、カバーでも2,000円程度までですから。

そんな手彫切手収集の認識を改めさせてくれたのが、コレイボ・コレクションを知ってから。
単片満月に惑わされない、普通の使用済を製造面を中心に徹底的に調べ整理していくという、それまでの日本には見られないスタイルでした。
もちろん素晴らしい未使用や、貴重な消印物もたくさんありましたが、普通の使用済をどのように料理すればよいのかを教えてくれるものでした。

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画像は、『スタンプ・レーダー』に掲載されたコレイボ・コレクションのリーフの一部。丁寧に切手を分析して、それを注記しているのがよくわかります。

それと、銀座の手彫切手専門店での経験もまた、同じように衝撃的。
まだ学生だった僕が言われたのが、「ピカピカの手彫切手はアンタでは無理だから、多少の難は許容範囲として、製造面から集めなさい。たとえ難のある切手が多くても、数を集めて体系的に分類整理すれば、手彫切手の楽しさを一生かかっても十二分に楽しめるから」と。

僕の手元にある手彫切手コレクションはバランスは超悪い(なにしろ安物しか買わないので・・・)ので、人様に見せれるものではないですが、確かにマイペースで楽しめています。
仮に日本切手を処分することになっても、手彫切手だけは手元に残すでしょうね。
最終的には、「安価に楽しむ手彫切手」というスタンスで切手展に出して、「あっ、こんな楽しみ方もあるのか!」と示せたら幸せです。
まぁ、20年後位い後の話しですが。
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