SSブログ

「ブラッドショウ セール」 [文献]

カナダのブラッドショウと言えば、大の親日家として知られています。
「鳥居とJAPAN」をデザインしたヘッドが印刷された、あの独自のリーフが奥様のデザインであるということを、何かに掲載された氏へのインタビュー記事で読んだ記憶があります。
今でも、そのリーフのまま市場で流通しているのに出会う時がありますね。

有名だった氏の青一コレクションは、アレン大佐のコレクションを吸収して出来上がったものであり、その主要部分は、その後に市田左右一氏へと動いています。

昭和39年にファインスタンプがブラッドショウ・コレクションの一部を入手し、それを昭和40年に『全日本郵趣』誌上で4回にわたりオークションにかけています。

12118.jpg

上の画像が、その第1回目のもので、先にご紹介した鳥居のリーフを見ることができます。
このオークションを見るたびに残念に思うのが、誌上オークションのため、なんだか『全日本郵趣』のオマケのように見えてしまうこと。せっかくの著名収集家だったので、独立した冊子として後世に残る形で作って欲しかったですね。
日本でのオークション黎明期でもあるので、ある意味こうした形になってしまったのも、わからないでもないですが・・・。

それにしても、画像も少なく、所々に不鮮明なものもあるので、せっかくのコレクションが残念な結果になってしまっています。
セールの規模は4回で505ロット。在日外国局にはじまり、手彫が90パーセントぐらい、あとは田沢や、字入り、戦前記念・特殊を若干含んでいます。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

がん征圧『フィラテリスト』終刊号 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。