塔30銭私製ルレット目打 [日本切手]
画像の塔30銭は、一見しただけでルレット目打というのがわかります。
塔30銭のルレット目打と言えば、秀山堂と決っていますね。だけど画像の切手は、秀山堂とはちょっと雰囲気が違います。
そもそも画像の切手の紙は、白紙で糊無し。もし、秀山堂なら糊の影響を受けて薄茶色になった灰白紙。インクの色調も秀山堂とは全く違います。そして、ルレットのゲージも秀山堂より細かくて、着色がありません。
こんな私製ルレットがあるのですね。手元には、この田型が1点しかなくて、他には見たことがありませんが・・・。
まぁ、ルレットは簡単に入れられるし、これで切り離しが便利になるのですから、多量に消費する事業所ならすぐに思いつくのでしょう。
2011-12-29 19:35
コメント(3)
官製でないものは集める価値がないと考えている人が多い様に思います。しかし、郵趣は既にあるものを集める趣味です。たとえ私製でもある時代に存在したものは、こんなものがあったということを記録して示すことに意味があると思います。
震災切手にも私製目打がなされたものがありますが、まだ陽の目を見ていません。いつの日かこれにも陽の目を見させてやりたいものです。また、これには震災切手には私製糊付きもありますが、これは……。
by tabito (2011-12-29 20:13)
tabito さま
そう言えば、『スタンプレーダー』の広田氏による震災切手の連載に、私製目打のことについて書かれてあったような記憶が・・・。
by stamp (2011-12-30 19:42)
震災切手の私製目打ちの満月印(データ判読)を集めようとしましたが、1枚しか集まっておりません・・・
by 辺見マリリン (2018-09-11 18:26)