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スウェーデン・ライオンシリーズ5オーレの2タイプ [外国切手]

先日、友人から聞かれたのが、お題のこと。
カタログを見ても、図版が悪かったり、小さすぎて解らないとのことでした。
言われてみれば、確かにそうかもです。

19059.jpg

ライオンシリーズは、製造面の基本バラエティーが多くて、満足な材料を揃えるには多大な労力(出費も含めて)が必要となります。
僕は、使用済で細々と揃えている段階ですが、なかなか大変な状況ですね。

5オーレにはタイプ1と2の二つのタイプがあるのですが、この分類は基本中の基本で、カタログコレクションでもこの分類だけはしてほしいもの。
なぜなら、原版に由来する大別ですから。

下の画像の左がタイプ1で、右がタイプ2。

19060.jpg19061.jpg

赤丸の中をご覧下さい。
ライオンの足に横線が4本ありますね。
その一番下の横線に注目です。
左のタイプ1は最下段の線が上の線より長いですが、右のタイプ2は上の線と長さが揃っています。
タイプ別は、この他にも見るべき所があるのですが、この横線で分類するのが一番解りやすいと思います。

このタイプ1と2の違いですが、原版彫刻が違うのです。
タイプ1は最初に彫刻されたもので、カナダのブリティシュバンクノート社のプールランドが彫刻したもの。
タイプ2はスウェーデンで彫り直されたもので、彫刻者はウィッケ。

皆さんもこの切手をお持ちでしたら、ここまでのタイプ分類はしてください。
この後の、色と用紙の分類に進むと専門分類です。
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