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横浜から大坂へ [日本郵便史]

下の画像は、横浜ボタ印で抹消され、大坂へ送られた小判葉書。
使用例としては、ありきたりで面白くないものとして、小判葉書の束の中でずっと眠り続けていたものの1枚です。

18053.jpg

そんなマテリアルでも何か面白味がないものかと思って、じっと見ていたら横浜から大坂へ翌日配達で意外と早いことに気がつきました。
データは下記の通り。

横浜18年6月21日ロ便
大坂18年6月22日リ便

当時の東海道本線の開通区間は、
新橋〜横浜
神戸〜大津
長浜〜大垣
間だけですから、鉄道で一直線というわけではありません。
ですから、鉄道による逓送で無いことは確かです。

消印から、横浜が朝便であり、大坂が夕方便であることがわかるので、船便を利用したことが特定できます。
こうして見てみると、今まで駄物としか見ていなかったマテリアルでも、リーフに色々と書き込めますね。

欲を言えば「船函」印付きが欲しいのですが・・・。
欲を言えば切りがありませんねぇ。
コメント(2) 

コメント 2

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ひょっとすると、6月21日に横浜を出港予定の
郵便汽船三菱会社の横浜神戸線の横浜丸でしょうか。
by お名前(必須) (2018-12-16 16:39) 

stamp

ほー。
そうなんですか?
ご教示、ありがとうございます。
by stamp (2018-12-16 18:17) 

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