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『白郵』91号 [文献]

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毎号、ご恵贈いただいている千葉県の白井郵趣会の会報である『白郵』誌。
隔月発行の4ページ建てなのですが、何気にピリっとスパイスが利いた会報なので毎号楽しみにしています。

今日ご紹介する91号には「図入り『日本切手アルバムー増補版!ー』の楽しみ」と題して、原田昌幸氏が書かれています。
原田氏と言えば「図説・戦前記念切手」の著者であったり、各種郵趣雑誌に記事を執筆されるなど、皆さんもよくご存知だと思います。

多くの一般的収集家が実行(私もですが)されているボストーク図入りリーフの穴埋め。
本稿で氏は、それを単に穴埋めに終わらせるのではなく、そこから発展する専門収集をどのように収集・整理していけば良いのかという、一つの方法論を記されています。

ボストーク図入りリーフは、カタログのメインナンバーは揃いますが、様々なバラエティには行き場所がありません。
言うなれば幹はできるが、枝葉が生えずにいつまでたっても裸の大木みたいなものですね。
氏は、本稿で図入りリーフで幹を作りながら、枝葉部分も成長させる手法を公開されています。

近年、妙に偏った間口の狭い収集方法が幅を効かせていますが、ここに示された方法を踏襲することにより、腰の据わった、どのような暴風にでも耐える大木のようなコレクションが、形成されて行くのだと思います。

どんなことでもそうですが、「基本や基礎を大切に」。
それを再確認させてくれる一文です。

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