SSブログ

ルーマニア・カロル1世 [外国切手]

ルーマニアのクラシックと言えば、カロル1世を描いたもので、国内では古くは渡辺勝正氏のコレクションが有名でした。
初期のカロル1世の切手は石版印刷でしたが、切手の需要が高まったので、1872年には凸版印刷へと変更されています。
下の左の画像がそれですが、ルーマニアでは凸版印刷ができる設備が無かったので、最初はパリのフランス造幣局に製造を依頼しています。
いわゆるパリ印刷と呼ばれるものですね。

15736.jpg15737.jpg

その4年後の1876年からは自前で印刷を始め、先のパリ印刷に対して、これをブカレスト印刷と呼んで区別しています。
上の画像の右が、ブカレスト印刷のものです。

見比べると、パリ印刷とブカレスト印刷の差が歴然としているのが、お解りいただけるものと思います。
さすが、セレスやナポレオン切手で腕を磨いたフランス造幣局です。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。