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拾い物 [外国切手]

拾い物と言っても、道端での拾い物ではありません。
ちょっと前に、家内の買い物に表参道まで行って来ました。
彼女のお目当だった買い物が済んだ後で、帰りの新幹線まで夕食の時間を引いてもだいぶ時間がありました。
そこで、渋谷や青山方面へ来たら大抵は寄っている切手商へ。

そこで見つけたのが、下の画像のファイルです。

IMG_1536.JPG

ファイル1冊に貼込帳が5冊綴じられていて、それが2冊ですから10冊の貼込帳になります。
貼込帳1ページに20枚の切手が貼られていて、1冊が50ページですから、貼込帳1冊に1000枚の切手ということになり、ファイル1冊で5000枚。
それが2冊ですから、切手10000枚。

下の画像がページを開いた状態で、こんな感じになっています。

IMG_1537.JPG

これで、1冊2000円のお値段!
1冊と言っても、貼込帳1冊じゃないですよ!!
ファイル1冊です。
つまり、5000枚で2000円。1枚あたり40銭です。
難しいことを考えずに、さっさと2冊を4000円でお買い上げ。

この貼込帳を見た瞬間に、僕が子供の頃に郵趣サービス社から売りに出されていたものであることに、気がついていました。
そこで、当時の『郵趣』1976年12月号のカラー折り込みページを見ると載ってました。
「ワールドコレクション」10000種として、お値段58000円。
それが、今や4000円です。

このファイル。
たぶん、どこかの収集家からの一掃品(遺品?)の1つなのではないかと推測しています。
入手してそのまま数十年間、どこかで手付かずでしまわれていたものだと思います。
以前にも遺品として、外国切手をボストークアルバムに整理したものが、内容によって1冊2000〜3000円で売っていましたからね。

まめに顔を出すと、10年に1回くらいはこんなのに出くわします。
まとまったコレクションではないし、中途半端で売りにくい商品なのでしょうね。
僕みたいに、切手ならなんでも好きな人間には、遊びとして安価でよいおもちゃとなるのです。

コメント(2) 

コメント 2

しげやま

売ってましたよねぇ。こういうの。
当時はとてもじゃないけど買えなかったので、ただただ欲しいなぁと思うだけでした。
by しげやま (2016-10-18 22:11) 

伊藤昭彦

この当時のドル円は300円程度だったのですが、58000円は高価でしたね。大卒初任給は中小企業なら10数万円程度でしたから、半月分!!
この貼込み帳は東欧(ハンガリー?)で作られていたと記憶していますが、1万枚もの切手をヒンジで貼る仕事であれば、今では4000円では絶対に出来ません。即売会のブースで1枚5円で販売しても大儲けですね。
by 伊藤昭彦 (2016-10-22 21:21) 

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