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『中国郵票蔵品展覧』 [文献]

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1981年の秋と言うと、東京の晴海でPHILATOKYO81国際展が開催されましたが、それとほぼ時を同じくして、中国では水原コレクションの公開が北京と上海で行われました。
辛亥革命70年記念行事の一つとしての開催だったそうです。

その時に会場で販売されたカタログが画像のもので、展示構成順に解説とともに代表的なマテリアルを、オールカラーで採録しています。

展示は全体が下記に示す7部構成となっており、それぞれが中項目、更には小項目に分類される展開となっています。
1 清朝時代の郵政と切手
2 外国侵略者の在中国郵政
3 辛亥革命後北洋軍閥の時期
4 中国人民革命戦争時期
5 国民党統治期の中華郵政
6 中華人民共和国初期の切手
7 テーマテックコレクション(山東近代郵便史、東北近代史)
これらが、200フレーム、リーフ枚数では2400リーフにのぼる展示だというのですから、大変なものです。
そうした内容の濃縮エキスが、僅か32ページのカタログに掲載されています。

個々のマテリアルは『華郵集錦』で見ることができますが、記録として貴重なカタログと言えます。
展覧会場では、初日に完売であったと伝えられています。
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