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3つのタイプのフランス鉄郵印 [外国郵便史]

先日、フランス鉄郵印の1例を紹介しました。
日本で、鉄郵印と言えば当たり前ですけど1種類しかありません。
駅構内のポストに投函されたり、直接郵便係員に手渡したりした郵便物を、鉄道郵便車内で抹消印として押印したものです。

ところが、フランスでは鉄郵印には性格の異なる3種類があります。

(1)Ambulant
鉄道郵便車の積み込まれた郵便物を、列車内で仕分けした時に証示印として使われたもの。

(2)Convoyeurs Stations
列車内で郵便係員が直接受け取ったものに使用。

(3)Convoryeurs Ligne
小さな町の駅周辺で集められた郵便物や、駅郵便局の無い駅で直接差出人が鉄道郵便係員に手渡した手紙に押されたもの。

この中で、人々に一番身近な存在だったのが(3)です。
先日ご紹介した使用例もこのタイプのもので、その性格上、比較的短距離でローカル線的な路線での使用例が多いようです。
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