日本橋局のユニバーサルD型機械印 [日本郵便史]
上の画像は、ユニバーサルD型機械印の日本橋の使用例。
そして、日付部の拡大画像が下です。
拡大するとよくわかると思いますが、この消印には時刻表示がありません。
このことに着目したのは、管見によれば『いずみ』170号(1978年5月)に掲載の新津岩樹氏による「時刻なしのD型横7本」が最初のものと思います。
本使用例は、大正9年8月21日ですが、9月の使用例には時刻が入っていたかと思うと、11月末〜12月には再び欠落しているなど、不安定な時刻表示であったようです。
使用例として集めると面白そうな気がします。
2016-04-12 20:30
コメント(4)
波部の線の内の1本の欠けも、欠ける前、傷ができて、少し欠け始めて、この例のように書ける、という経過をとったものだったと思います、確か。
by tabito (2016-04-13 00:33)
初めて書き込みます。私は、フランスのクラシック切手を収集しているのですが、クラシックのフランス消印に興味があり、フランスの消印についての参考資料がないか探しておりましたところ、このサイトの2012年3月5日の記事で日本語の資料があることを知りました。
もし、フランスのクラシック切手の消印についての文献をお持ちであれば、ご紹介いただけないでしょうか?特に、フランスの局番消印について調べたいのですが、そのような消印、例えば、5118は横浜等、局番でどの局の消印かがわかるような文献があればご紹介いただけないでしょうか?日本語もしくは英語で書かれたものがあれば、お願いいたします。
突然のお願いで大変恐れ入りますが、ご回答いただけましたら幸いです。
by お名前(必須) (2016-04-13 08:57)
フランスの消印についての日本語の解説書ですが、ブログで紹介した三井高陽氏の『フランス消印史』が唯一のもので、これは1962年に300部が発行されたものです。先ほど「日本の古本屋」で検索したところ龍生書林さんで一冊在庫があるようです。値段も安くお買い得です。
局番リストについては、三井高陽氏が『切手研究』誌の付録として、リストを公開されています。ただし、間違いもありますので、使用にあたっては気をつける必要があります。こちらは、雑誌の付録として連載で付けられていたものなので、完揃いとしての入手は極めて難しいと思います。
by stamp (2016-04-13 21:26)
フランス切手の消印について、ご回答いただきましてありがとうございました。ご紹介いただきました書店さんで、早速購入手続きをしました。
早々にご連絡いただきましてありがとうございました。
by お名前(必須) (2016-04-14 10:27)