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石川良平氏のコレクションから [外国郵便史]

僕が子供の頃に雲の上の存在と言うと、市田左右氏と石川良平氏、金井宏之氏の三氏。
そんな思いがあるので、石川良平コレクションの競売目録などもよく見ます。

今日も眺めていて目に留まったのが下の画像のカバー。

15055.jpg

サザビーズ・パークバネットで1981年7月7日に売り立てられた『在日外国郵便局』コレクションの中から、ロット13のもの。

横浜発、南アフリカ宛。
横浜から南アフリカ宛なんて、実数ではどの程度あったのでしょうか?
横浜発となると、かなり希少な宛先だと思います。

右上に貼られた切手は、6セントのペアで合計12セントなので、24セント料金から引くと12セント(6ペンス)の料金不足です。
抹消は香港の "B62" 印。
切手の下にペン書きされている「6」は、その不足分の6ペンスを表しています。

このカバー最大のミソは、宛先である南アフリカ(ケープタウン)に着く前に、料金改正でそれまでの24セントが22セントに引き下げられたこと。
ちゃんと、そのことがカバー上に表現されていて、カバー左のペン書き「10」がそれを表現しています。

素晴らしいカバーですねぇ。

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