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『明治22年鉄道郵便取扱規則』 [文献]

本書の書名は『明治22年鉄道郵便取扱規則』となっていますが、これは復刻版上の書名で、正式には『東京神戸間及米原敦賀間大線便並大府武豊間小線便鉄道郵便仮取扱手続』という長いもの。

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東海道線の全通に合わせて、それまで敦賀・長浜間であった北陸線の長浜・米原間の延伸が完成し東海道線と接続、鉄道郵便の路線が長大化したことから、鉄道郵便の取扱について具体的に詳細に条文化したものが本書で、明治22年7月31日公達第264号にて公布、8月10日から施行されています。

本書は、郵政関係各所にも残存していなかったものですが、古書市場から郵趣界に伝えられたものが残されており、それを復刻したものとして貴重な史料となっています。
明治期の鉄道郵便収集家には、必須の基本文献であると言えます。
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