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" TEACH YOURSELF STAMP COLLECTING " [文献]

昨日届いた『郵趣』5月号。
「魚木式郵趣」の中で愛読した一書として紹介されているのが本書でした。

確かに本書は、入門書としての名著に位置付けられています。
僕が本書を手にしたのは、郵趣洋書に興味を持ち始めた初期の頃だったと思います。
様々な郵趣書で書名を目にしていたので「どんな本なのだろう」と思い、イギリスの郵趣文献専門店で探し手に入れたもの。
1949年の初版本です。

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第1部では、収集の基礎
第2部では、イギリスと英領、ヨーロッパ・クラシック、米国、南北アメリカ諸国などの切手小史。
第3部では、切手の学習
の3部構成で、各々が5〜8章の細目から成り立っています。

第1部の中には、コレクションの作り方や、付属品などの一般的事柄の他に、細かなタイプ違いのバラエティのことなど、後の専門コレクションに繋がる知識までをさりげなく扱っています。

第2部では、各国の解説がコンパクトながらもポイントが押さえられ、著者の博識があってこその解説が展開されています。中には、12ペンスカナダの横ペアがさりげなく図版として収められていたりします。

第3部では、どの国の切手にも当てはまる製造面からのアプローチに関する基礎知識を中心に展開されているほか、コンパクトな郵趣用語辞典も収められています。
特に、郵趣用語辞典は当時の日本に適切なものが無かったことから、本書により数々の郵趣用語に接した日本人収集家には、驚きを持って迎えられたのではないでしょうか。
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