縦書き丸一印の誤使用例 [日本郵便史]
先日、なんとはなしに Waverly オークション・カタログを見ていたら、1974年6月2日開催号に面白いものが載っていました。
下の画像がそれです。
小判2銭切手付封筒に、新小判5銭のペアと1銭・2銭をそれぞれ1枚貼付した、書留15銭料金の上海宛使用例です。
抹消印は、肥前・柳浦局で明治23年11月4日なのですが、この局が何を勘違いしたのか、縦書き丸一印で抹消してしまっています。
白黒画像でも、素敵な使用例に見えるのですが、実物は新小判切手3種貼りなので彩りもよく、誤使用との相乗効果でリーフ栄えのするマテリアルだと思います。
今は、どなたがお持ちなのでしょうか。
下の画像がそれです。
小判2銭切手付封筒に、新小判5銭のペアと1銭・2銭をそれぞれ1枚貼付した、書留15銭料金の上海宛使用例です。
抹消印は、肥前・柳浦局で明治23年11月4日なのですが、この局が何を勘違いしたのか、縦書き丸一印で抹消してしまっています。
白黒画像でも、素敵な使用例に見えるのですが、実物は新小判切手3種貼りなので彩りもよく、誤使用との相乗効果でリーフ栄えのするマテリアルだと思います。
今は、どなたがお持ちなのでしょうか。
2015-03-17 18:00
コメント(6)
このカバーは、郵趣モノグラフ17「たて書丸一印の分類と楽しみ方」の表紙を飾っていて、カラーで観ることができ、筆者の収蔵品かと思われますよ。持つべき人が収蔵される素晴らしいカバーですね。それにしても、いつもながらstampさんの文献コレクションも凄いですね。
by 信州人 (2015-03-17 21:49)
信州人 さん
ご無沙汰です。
さすが記憶力がいいですね。
早速、「郵趣モノグラフ」17を確認しました。
意外と身近にあって拍子抜けしました。
やっぱり、美しいカバーですね。
by stamp (2015-03-17 22:37)
このカバーが第57回ナルミ・オークションで売り立てられたとき、場にいたのでよく憶えています。平成18年12月16日の夕刻でした。最低値5万、スタート値8万、競り上がって落札値は55万でした。スタートが安かったのは、前所有者がカバー全体をパウチして、取り出せない状態になっていたからではないかと思います。真空状態なので、もうキズも付かないし劣化することもなく、美しい状態は保たれるでしょうが、ちょっと残念ですね。
by ヨッシー (2015-03-19 10:21)
ヨッシー さま
ご覧下さいまして、ありがとうございました。
カバーをパウチですか??
収集家にしては、考えられないような事をする方もいるもんですねぇ。
55万ですか。誤使用ですからねぇ。評価としては、どうなのでしょうか。
縦書丸一の専門家には、見逃せないということなのでしょうね。
by stamp (2015-03-19 22:03)
ご無沙汰しております。
前所有者がある方に何かのパウチを頼んだら、間違ってこのカバーがパウチされてしまったと聞いています。
最近の鉄道切手の紹介を楽しんでいますが、色々興味ある図案が外国にはありますね。
by cpsj (2015-03-29 11:58)
cpsj さま
すっかりと、ご無沙汰しております。
そうなんですか!
それは、持ち主さんもビックリされたでしょうね。
貴重なカバーがパウチされてしまったのですから。
裏郵趣史を教えていただきまして、ありがとうございました。
by stamp (2015-03-30 20:50)