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ネパール初期の電信消 [外国切手]

久しぶりに、メイン収集のネパールねたです。

ネパール初期切手の難しさは、市場に選り取り見取りできるほどのマテリアルが無いこと。
そのため、このテーマを始めた頃は、手に入るマテリアルは取り敢えず入手していました。
例えば、下の切手もそうです。

14274.jpg

この切手、田型でマージンもしっかりしていますが、それは当たり前の話。なぜなら電信使用のシートを切断したものだからですね。
この電信使用がくせ者なんです。

最初の頃は、国際展に出てくる作品だって電信使用をある程度含んでいるので、電信使用が大部分であるネパール初期なら、それが入るのは仕方がないこと。と、勝手に思っていました。
この考えは、間違えでしたね。ある方にきっぱりと「電信はダメだよ。こんなの入れてちゃ」と指摘されました。

そう、たとえ少なくとも郵便消が存在する限り、電信消は排除するべきだと。
確かに初期切手のうち、ある特定のセッティングに関しては電信消しか存在しないものがあります。こうしたものは、この世に電信消しか存在しないので仕方がありませんが、それ以外のものは郵便消で表現するべきですね。

ある時、米国のオークションにネパール初期の朱色の刷色エラーが出ていました。
出ていたのは、未使用と電信消なのですが、極めて稀にしか市場に姿を見せないもので、未使用は手が出ないような参考値でした。
海外のネパール切手の知人もビットするようなことを言っていますので、僕は身分相応の電信消の方にビットしました。電信消と言っても自分が出せるギリギリの額を入れました。
結果は、なんとか落札できたのですが、今となっては次のチャンスがあれば未使用に交換したいですね。
(このエラー切手には、電信消と未使用しかなく、例外的にペン消のカバーが1通だけ知られています)

やっぱり、論理的に考え基本を押えることが大切です。
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