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手彫切手のシート写真 [文献]

手彫切手を集めるには、取りあえずシート写真の入手が必要不可欠。
なぜなら、手彫切手の初歩的分類としてポジショニングが必要だからですね。もちろん全ての切手にそれが当てはまるわけではありませんが。

現在、もっとも入手しやすいのが切手文化会が昭和44年に復刻した『ペプロウ手彫切手シート写真帖』だと思います。
これは、印刷の網目が掛かってしまっているので、あまり役には立ちませんが、無いよりはマシと思った方がいいと思います。

やはり、印面の細かい部分をじっくりと観察するには、コロタイプ印刷か焼付け写真しかありません。
そうなると、オリジナルの『ペプロウ手彫切手シート写真帖』か、金井スタンプ商会で頒布した『ペプロウ日本手彫切手シート写真集』になります。
それらがどれだけ鮮明かと言うと、下の画像を見てもらえれば理解できると思います。

この画像は、龍200文第1版の初期印刷のもの。

14257.jpg

シート全体のスキャニング画像なので、なんだかよく分からないと思いますが、その中の1枚を300dpiでスキャニングしたのが下になります。

14258.jpg

彫り線が極めて鮮明なのが、ディスプレイを通してもわかりますかね?
切手文化会本とは異なり、1本1本の彫り線がクッキリと見えます。

ちなみにこのシートは、ポジション31の腕落ちを含むシートで現存1点のもの。
そして、拡大画像がその腕落ち部分。ペプロウ旧蔵の名品です。
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