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ネパールのセカンド・シリーズ版欠点 [外国切手]

専門で集めているネパールのセカンド・シリーズ。
大きく分けて、イギリスのパーキンス・ベーコン社印刷と地元のカトマンズ印刷に分かれます。
何と言っても面白いのは、後者のカトマンズ印刷の方で、伝統的に熱心に収集されています。それに対して、パーキンス・ベーコン社製の方は、製造面はあっさりと、使用面でちょっぴり突っ込んでというのが、定番の展開方法。
でも、これはやっぱり仕方が無い展開なのですね。
カトマンズ印刷の方は、設備が設備だけにバラエティてんこ盛りだし、それに対してパーキンス・ベーコン社の方は、伝統的にきっちりと仕事をしてますから。

13355.jpg

上のブロックは、パーキンス・ヘーコン社による1935年印刷の2パイス切手なのですが、この程度のブロックでも意外と入手が難しいのが現実。
このブロック、印面をルーペでじっくりと観察すると、版欠点らしいものがチラホラと確認できます。矢印ラベルが貼ってある場所がそうなのですが、その一番上のラベル部分を拡大したのが下の画像。

13356.jpg

方形飾り枠の右上隅が欠けていますね。
このような感じの欠点が、ブロック上に散見されます。
意外とネパール切手のこうした研究が行われたことがなくて、僕の持っている文献や雑誌には載っていません。もちろん海外の切手展でも見た記憶がありません。

これを追求して行くにはブロックの入手が課題ですが、市場に余っているものではないので、その辺が泣き所。
よい展開に発展すればいいのですが・・・。
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