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トラバンコール [外国切手]

インド土侯国の1つトラバンコール。
インドの南端のアラビア海側に細長く伸びている土侯国です。

13298.jpg

ここの切手は、なかなか面白いのですが、切手展などには向いてないかも知れません。
もちろん国際展にもよく出品される土侯国なので、英領関係の分野ではポピュラーですし、世界的に知られた大きなコレクションもあります。

分類の基本である色調はバラエティがあるのでよいとして、目打は基本的には12目打でバラエティはありません。
その代わりと言っては何ですが、透かしはAとBの2種類があり、それぞれに正透かしとその左右逆透かし、逆透かしとその左右逆透かし、そして横透かしなどバラエティが豊富です。もしかすると透かしのバラエティでは世界有数の切手かも知れません。

ところがですね、透かしと言うのはリーフに貼ってしまったらわからないでしょ。
幾らバラエティが豊かであって、それが揃っていたとしても、リーフに貼ってしまったら透かしても見えません。
ましてや、切手展では同じ切手がズラズラと貼ってあって、違うのはテキストの文字だけ。
こんなのお客さんは見てくれませんよね。

バラエティが豊かで面白い切手でありながら、見せられる方にとっては超つまらない切手が、この切手でしょう。
でも、僕は好きですね。何しろ集める側ですから・・・。
コメント(2) 

コメント 2

しげやま

私の守備範囲にも全く同じすかしのバラエティーをもつ切手があります。まあ、出来る事なら表現したくないのですが、そのシリーズだけのコレクションとなると分類せざるを得ないかなぁ、と思っています。また、それを台切手として加刷したモノには少なからず珍しいものもあるんですが、その加刷はすかしの方向がコレ、と分かっているので無視する訳には行かない存在になっています。
by しげやま (2013-05-21 20:51) 

久保田

初めまして、久保田と申します。突然のコメント失礼致します。
小生知り合いの切手収集人より数年前に頂いた世界きっての中に(とても古い切手ばかり)、上記トラバンコールの同じデザインの色違いの切手(紫色)があります。年代もわかりませんが。(1947年にインドに併合)何十か国の切手を年代順に見ていますと、ハンガリー、チェコスロバキヤ、ブルガリヤ、色々ついその国の歴史が知りたくなりパソコンにしがみつきます。ドイツ切手、調べますとヨーロッパの時代の流れ、また、アデンの古い切手が並んでいると、その国の成り立ちを見ていますと時間が過ぎるのが早いです。これからも貴殿の日記を拝見させていただき、勉強させていただきます。よろしく
by 久保田 (2019-09-07 09:41) 

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