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サビーヌのはがき [外国ステーショナリー]

13007.jpg

上の画像は、フランスで1977年から発行が始まった現行切手サビーヌ・シリーズのはがき。
これと同図案の切手を知っている方は多いと思いますが、はがきを知っている方がいたら、その人はたぶんフランス切手に詳しいのだと思います。

なぜ、そんなことが言えるのかと言うと、フランス人でさえ、こんなはがきを郵便局の窓口で売っていたことを知らない人が多いのです。
もちろん郵趣家は別ですよ。一般的なフランス人の話し。

画像では、下から0.8、1.00、1.10、1.20、1.40フランの各額面です。
サビーヌの時期は、頻繁に郵便料金の改正があったので、1つのシリーズでもこんなに沢山の額面が出来ちゃいました。
使用済はもの凄く少ないですよ。さっき書いたようにフランス人は、はがきの存在をほとんど知らない(封書で出す習慣ですから)ので、当然ながら使用例が無いのです。
日本では考えられませんが。

明日から出張のため、更新はお休みします。
次回は26日(土)になります。
コメント(6) 

コメント 6

しげやま

ハガキを使わない、というのは中国とよく似ていますね。事情はちょっと違う気がしますが…
by しげやま (2013-01-23 21:50) 

stamp

しげやま さん
いつも、ありがとうございます。
中国って、はがきを使わないのですか?
そうなんだ・・・。はがきの種類が多そうなので、普通に使っているのかと思っていました。
by stamp (2013-01-28 20:15) 

しげやま

確かに、葉書の種類はそれなりに多いし使用例もそこそこ存在している様に見えますが、外国人(もちろん、中国人から見ての話です)が使用したものがほとんどです。ですから、外国人がいなかった(少なかった)時代の葉書の使用例は極端に少なくなります。孫文像葉書の使用例なんて山ほどあるじゃないか、なんて言っていると・・・・・中々集まらないモノがあるのです。
by しげやま (2013-01-28 23:53) 

岡本 哲

はがきの使用例が少ないことについての仮説

 相対的に郵便料金がたかいこと、文盲率がたかかったり、執事や代書屋をつかった手紙の率がたかいと封書がおおくなるのではないでしょうか。
 自分でかくひとならはがきで安直にできますが、ひとにやらせるぶんには封書にさせたくなります。

 
by 岡本 哲 (2013-01-29 04:19) 

しげやま

確かに、清朝末期(葉書が発行され始めた初期)には文盲率がそんなに低くはなかった事は事実と思います。でも、中国人はあまり葉書を使いたがらないというのが根本にはあるのです。その理由にはデリケートな部分があるのでここで具体的な理由をコメントを書くのは差し控えますが、時代によって残された使用例の数に大きな違いがあるのは事実です。
by しげやま (2013-01-29 09:09) 

岡本 哲

 検閲の問題をわすれていました。
 発送後の検閲があたりまえにある国だと検閲されたかどうかわかりやすい封書になっていきますね。

by 岡本 哲 (2013-01-29 19:08) 

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