スロベニアのチェーン・ブレイカーズ [外国切手]
スロベニアが1919年に発行したこのシリーズは、なかなか興味深い収集対象です。
僕が最初にこの切手のコレクションを入手したのは、イギリスのフィリップス・オークションであることが、残してあるインボイスからわかります。
最初は、よくわからずに取りあえずコレクションとして買ったのですが、調べるとユーゴスラビアで古くに出版された解説書の4〜7巻でこの切手を扱っていることがわかり、いろいろと手を尽くしてそれを入手。
もちろん中身は英語ではないので、さっぱりわかりませんが、図版や表などから取りあえずわかることから始めて、もう十数年は経ちますがさっぱり進展がありません。
で、上の画像ですが、5 vinara のタイプ分類で上段左から右へ1〜5、下段左から右へ6〜10です。この他にもあるのですが、取りあえず10分類をお見せしようかと。
この分類が、シート上の分布を示す単位になるので重要です。
まぁ、震災切手のみたいなものでしょうか。
分類の基準は、印面画像そのもので、特に後背の印影がポイントになります。
この切手は、多量に集めて分類を楽しむ切手なので、おいそれと重品を処分できないのです。
2012-12-17 17:42
コメント(2)
この切手は、昭和30年代の有明書房発行の《切手収集》で、三井高揚氏が解説されていたはずです。
by yobnag (2012-12-17 23:50)
yobnag さま
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
三井高陽さんは、『切手研究』誌上でもこの切手の解説をされています。氏は、ちょっと日本人に馴染みの無い切手もあちこちで、ちょっとした解説を発表されているので役立ちます。
by stamp (2012-12-18 19:27)