『日本郵便切手史論』 [文献]
一昨日の日誌で『続』編を紹介したので、やっぱり『正』編も紹介しないとスッキリとしません。
と言うことで、今日は下の画像の樋畑雪湖『日本郵便切手史論』です。
本書は、昭和5年発行で発行部数は1,000部です。凄いですね。
ただ、売れたかどうかは知りませんが、『続』編は一気にその半分の500部に落ち込んでいます。
本書は、手彫から震災、新高額までの通常・記念切手について、その発行の経緯から題材選定、発行までの経過を発行に携わった人間の目を通して紹介しているので、なかなか興味深い内容になっています。
挿図にも明治初期の印刷機や切手の下絵スケッチ、参考写真などがあちこちに散りばめられており、それだけでも貴重な資料です。
切手発行物語り的な単行本は何種類も発行されていますが、本書を読んでしまうと、他の本はどうも中身が薄く感じられてしまいますね。
本書の文章の一つ一つは、そんなに長くはないのですが、製造に近い人間ならではの濃縮ジュースみたいな文章にまとまっています。
切手史の中で、本書が提供している材料には計り知れないものがあります。
と言うことで、今日は下の画像の樋畑雪湖『日本郵便切手史論』です。
本書は、昭和5年発行で発行部数は1,000部です。凄いですね。
ただ、売れたかどうかは知りませんが、『続』編は一気にその半分の500部に落ち込んでいます。
本書は、手彫から震災、新高額までの通常・記念切手について、その発行の経緯から題材選定、発行までの経過を発行に携わった人間の目を通して紹介しているので、なかなか興味深い内容になっています。
挿図にも明治初期の印刷機や切手の下絵スケッチ、参考写真などがあちこちに散りばめられており、それだけでも貴重な資料です。
切手発行物語り的な単行本は何種類も発行されていますが、本書を読んでしまうと、他の本はどうも中身が薄く感じられてしまいますね。
本書の文章の一つ一つは、そんなに長くはないのですが、製造に近い人間ならではの濃縮ジュースみたいな文章にまとまっています。
切手史の中で、本書が提供している材料には計り知れないものがあります。
2012-10-06 20:47
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