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記憶に残る作品 [雑記]

30年以上にわたって見続けた競争展の作品数って、一体どのくらいの数になるのでしょうか?
恐らく数千単位になるのだと思いますけど、その中で今でも強く印象に残っている作品って意外と少ないですね。
つまり、頭が悪いので99パーセントの作品は、忘却の彼方へって感じです。

「これは参考になるな」と思ってメモを作った作品も数百はありますけど、そうした作品はほとんど覚えていません。

強く印象に残った作品と言うのは、別に完成度が高かったとか、審査の評価が良かったとか、そう言うレベルとは全く異にして、なにかこう強烈なインパクトがあった作品です。

例えば、そんな作品の一つにU小判5銭の専門コレクションがあります。
最初に見たのは全日展だと思いますが、その後、91年の東京国際展でも展示され、後に作品集として刊行されています。
同一額面の専門コレクションと言えば、青一とかU小判2銭、乃木2銭などは定番ですから驚きませんが、U小判5銭で一作品と言うのは、「えっ!そんなこと出来るの??」と、衝撃的。
作品としての仕上がりは荒く、そういう意味では僕的には参考にはなりませんでしたが、U小判5銭の専門家が存在すること自体が強烈。

たぶん、このコレクションに続く5銭の専門収集を見せてくれた方はいないと思います。
それだけに記憶に残る作品ですね。
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