時間と共に [雑記]
画像のカバーは1970年代初頭まで、手彫カバーで有名だった某有名収集家のコレクションに含まれていたもの。
なんか怪しげな雰囲気が漂っていませんか?
最初に目に飛び込んで来るのが、青一銭と大形地名入り検査済印の違和感です。一見したところ、美しいものに見えるかも知れませんが、消印が切手の部分とカバーの部分で一致していません。たぶん頭消の単片にあわせて、カバーの部分の消印を押したものと思いますが、微妙にズレています。この手の偽造カバーではよく見る現象ですね。
あと、フランスのナポレオン切手も後貼り。消印の掛かり方がおかしいし、郵便料金もあいません。
時間と共に研究が深化して行くのは、どの分野でも同じことですが、その流れの中で以前はよかった物が、ダメな物になることがよくあります。
2012-05-04 17:00
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